Q1 | CCFL及びDCFLとはどんなものですか? |
---|---|
A | CCFLとは冷陰極管のことです。液晶テレビ・ノートパソコンのバックライト等に使われており、細管型(管径2.4~4mm)の高輝度光源です。DCFLとは、CCFLを管径約8mmのガラス管で覆った二重構造の光源です。(DCFLのDはダブルの意味です。) |
Q2 | 冷陰極管と一般の蛍光灯との違いはなんですか? |
A | 構造的にはよく似ていますが、放電の仕方が異なります。一般の蛍光灯は熱陰極管とも言われ、電極フィラメントを通電加熱することにより、そこに塗布されたエミッタと呼ばれる放電物質から電子を放出します。これに対して、冷陰極管は電極を加熱せずに電子を放出します。 |
Q3 | LED照明との違いはなんですか? |
A | 長寿命、省エネの観点からは、ほぼ同じ方向性を持って開発された製品だと言えます。しかし、LED発光ダイオードは基板との接合部に熱を発生するため、何らかの放熱処置が必要となります。同時にLED照明はスポット照射を特徴とする光源であるため、器具の配置によっては照度ムラになる場合があります。 |
Q4 | 白熱電球との違いはなんですか? |
A | 白熱電球は電球内のタングステンフィラメントに通電し、高温で白熱化することで光を発します。一方、冷陰極管は、放電により管内の微量の水銀と衝突して紫外線を発生し、蛍光体を通して光を発します。また、白熱電球は平均寿命が1,000時間であるのに対し、冷陰極管は60,000時間と長寿命です。 |
Q5 | なぜ冷陰極管がエコなのですか? |
A | 一般蛍光灯(FL・FLR)の管径は28~32.5mmなのに対し、冷陰極管は約1/10の2.4~4mmです。従って、管軸に対して垂直方向への配光制御が容易となり、照明効率は非常に良くなります。このため、同一照度を得るための消費電力が少なくなり、CO2も削減できます。 |
Q6 | なぜ冷陰極管が長寿命なのですか? |
A | 一般蛍光灯(熱陰極管)は電極フィラメント部のエミッタを熱して電子を飛ばしますが、冷陰極管はエミッタを使わず電子を飛ばすことができます。このエミッタの消耗度合いが寿命に大きく影響しています。エミッタの消耗は点滅回数及び点灯時間に大きく影響を受けますが、冷陰極管の電極はほとんどこの影響を受けないため、長寿命になります。 |
Q7 | 冷陰極管による照明が、なぜ今まで知られていなかったのですか? |
A | 冷陰極管は約25年前に液晶パネルのバックライト用光源として開発され、以降、性能改善を加えながら長年に渡って使われてきました。そこで今回、性能・品質面に優れた信頼性の高いこの光源を、一般の省エネ照明用として採用し、世界に先駆け商品化いたしました。 |
Q8 | 照明器具としての安全基準はありますか? |
A | 安全基準の一つとしてPSE(※)があります。当社製品は全てPSEの認定を受けた製品です。万が一の場合には、PL法が適用されます。 ※ PSEとは電気用品安全法の事で、電気製品の火災や感電などから消費者を守るための法律です。 |
Q9 | 現在使用している蛍光灯からそのまま置き換えできますか? |
A | 蛍光灯の点灯方式には、グロー点灯方式(FLランプ)、ラピッド点灯方式(FLRランプ)、インバータ点灯方式(Hfランプ等)の3種類がありますが、いずれもバイパス工事(既存器具の安定器・インバータ回路を外す作業)が必要です。グロー式の場合、グローランプを外せばそのまま使用できますが、安定器で電力が浪費されるため、省エネ効果が減少します。 また、蛍光ランプとは断面寸法が若干異なりますので、取付け上の問題がないかご確認ください。 |
Q10 | 保証期間はありますか? |
A | 原則一年間の保証をいたします。保証期間内に通常の条件下で発生した故障につきましては、無償で交換いたします。 |
Q11 | 有害物質は含まれていませんか? |
A | ランプ内部に微量の水銀が含まれていますが、世界環境基準のRoHSの基準値内です。ちなみに蛍光灯にも水銀は含まれており、蛍光灯はRoHSの基準値外となっております。 |
Q12 | 廃棄処理はどうすれば良いですか? |
A | 破損したランプ、ご使用済みのランプを廃棄するときは、地方条例・規則に従い処理してください。(蛍光灯と同じです。) |
Q13 | 冷陰極管の寿命は60,000時間ですが、インバータの寿命も60,000時間以上もちますか? |
A | ご使用される環境温度が定格以下の場合、インバータの寿命も60,000時間です。ただし、環境温度が定格を超えますと、インバータの短寿命につながります。 |
Q14 | 電波障害に対して、CCFL照明は大丈夫ですか? |
A | 当社の照明は微弱電流な上に、回路にノイズフィルターを組み込んで対策しておりますので、電波障害を起こす可能性はLED照明と比較しても極めて低いと言えます。 |
Q15 | 防水対応はしていますか? |
A | 防水対応はしておりません。蛍光管タイプ(FD)に関しては、別売の防水ケースをご用意しております。 |